電気料金の上昇で商用EVが普及？

原油価格の高騰、それに伴う電気料金の値上げなどを考えると、太陽光発電設備と蓄電池を導入し、営業車を電気自動車にという取り組みが、脱炭素への取り組みを考慮してもベストな選択のような気がします。

ただ、現時点ではまだ課題があるのも事実です。

その課題の一つが、トラックなどの商用車。

現在、日本で販売されている電気自動車は一般向けが主となっているため、営業車レベルであれば電気自動車を活用することが出来ますが、荷物を運んだりすることが主となる商用車としては不向。

そのため、貨物車やトラックは未だ化石燃料を主にしたものに頼らざる得ない状況です。

ただ、こちらも先日の新聞に載っていなのですが、日本に商用EV車がない隙を狙って中国企業が商用EV車の対日輸出を増やすとのことです。

車種は1トンクラスの小型トラック、大型のEVバスなど・・・

日本メーカーもトヨタやいすゞなどが設立した商用EV企画会社が動き出してはいるようですが、正直出遅れ感が否めない状況。もしかしたら、商用EV車は日本メーカーのシェア、中国勢に先を越され低いままなのではないかとも思ってしまします。

日本メーカーが商用車のEV化に現時点で後れを取っているとはいえ、先行する中国メーカーも大型トラックや長距離トラックでのEV化を実現するためにはまだまだ超えるべきハードルがたくさんあります。

ただ地球温暖化が待ったなしの状態になりつつある現在、多少の軌道修正はあるにせよ脱炭素に向けた取り組みがなくなることは考えられません。

そう考えると、原油価格が上昇しているような状況では、再生可能エネルギーの比重を上げていくことが重要になるとともに、それに比例して商用車も含めて車のEV化がますます進むのではないかと考えられます。

「資源価格の上昇で11月の電気料金が平均13%上昇」というニュースを見て、商用EVの普及が加速すると感じたのですが、みなさんはどのように思われますか？

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