電気自動車の登場で水平分業化が進む?
みなさん、こんんちは。
株式会社GMAネクストです。
2022年もスタートして、早半月以上が経過。
みなさん、いかがお過ごしですか?
GMAネクストの方は年明けから、フル回転。
昨年は会社がスタートしたばかりでバタバタといった感じでしたが、今年は飛躍に1年にしようと頑張っているところです。
さて話しは変わりますが、みなさんもテレビや新聞、ネットニュースなどを見て感じているかもしれません、昨年末から今年にかけて電気自動車(EV)関連のニュースがとても多くなったと感じませんか?
例えば、以下の様なニュースを見られたのではないかと思うのですが、みなさんどうでしょうか?
- 昨年12月、トヨタが2030年に350万台の電気自動車(EV)販売を目指すと発表
- 1月、三菱自動車が日産自動車と共同開発した軽の電気自動車(EV)を公開
- 1月、ソニーが2022年春に電気自動車(EV)事業を担当する新会社を設立すると発表
など。
原油高に加え環境問題も深刻な状況となっていることから、これまで以上に注目を集めている電気自動車(EV)ですが、個人的には日経新聞電子版(1月13日)に掲載されていた「宅配EV、開発2倍速 新興が中国勢と「水平分業」で先手」と言う記事がとても気になってしまいました。
電気自動車っておもちゃのラジコンカーみたい
ガソリン車と電気自動車の一番の違いと言えば、なんと言っても車を走らせる駆動装置。
ガソリン車は内燃機関であるエンジンをガソリンを使って動かすのに対し、電気自動車はモーターを電気を使って動かします。
ガソリン車のエンジンはとても複雑な構造となっているため、性能が良く品質にばらつきの無いエンジンを安定して生産し、ギアなどを組合わせてそれを車にうまく搭載するのはやはり老舗の自動車メーカーの方が得意です。
一方、電気自動車に使うモーターは、エンジンと比べるとその構造はとても簡単。電圧を変えることでモータの回転速度も変えることが出来るため、ガソリン車に比べる部品点数も少なく簡単な構造にすることが可能です。
子どものころラジコンカーで遊んだ方もたくさんいらっしゃると思いますが、電気自動車が走る仕組みはラジコンカーと同じです。
構造が単純になるということは、それだけ誰もが車を作り易くなるいうこと。
実際に中国の様々なメーカーやソニーなどが電気自動車(EV)に参集してくる背景には、電気自動車(EV)は作り易いといった理由もあるのではないでしょうか?
もちろん、自動車としての安全性や乗り心地を実現するためには、ガソリン車、電気自動車(EV)に関係なく難しい部分があることは承知の上でのお話しとなりますが・・・。
ガラケーからスマホへ変わったように
かって携帯電話の主流は、いわゆるガラケーでした。
携帯電話の普及初期は分厚くて、とてもオシャレとは遠い感じのする携帯電話も、各電話機メーカーの努力により折りたたみ出来るようになったり、薄くなったりしていきました。
ガラケーは、番号を押す部分があったりボディを折りたたむ部分があったりするので、実はスマホに比べるとメカ的な部分が多く、しかもサイズが小さいので、実は結構な技術力が必要な機器でした。
そんなガラケーも、iPhoneが登場して状況が一変。
画面も大きく便利な事でスマホが普及するのとともに、ガラケーに比べて構造が簡単な事からそれまで聞いたこともなかったようなメーカーがスマホメーカーとして登場してきました。
スマホの代表格とも言えるAppleのiPhoneもそうですが、スマホメーカーの多くは企画や設計に注力し、実際の製造は外部のファブに出しています。
スマホはもともとガラケーに加えて構造が単純なため外部のファブに委託しやすかったことから、企画や設計で勝負する様々なスマホメーカーが登場したのではないでしょうか。
話しがいきなり、車から携帯電話に変わったように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、スマホの話しをしたのには理由があります。
それは、これから先、ガソリン車よりも構造が簡単な電気自動車(EV)が主流となってくると、ガラケーからスマホのように企画や設計で勝負するメーカーが登場し、製造は外部ファブへ委託というのが主流になるのではと感じたからです。
既に始まっている電気自動車の水平分業
GMAネクストオリジナルカーなんてのも夢ではない!?
実際、電気自動車の水平分業は既に始まっています。
日経新聞電子版「宅配EV、開発2倍速 新興が中国勢と「水平分業」で先手」の中でも紹介されていますが、京都市のフォロフライという会社では、宅配向け電気自動車(EV)を生産を外部委託にし設計・開発に特化することで開発期間1年を実現しようとしています。
また先日ソニーが発表した電気自動車(EV)も、ソニーはコンセプトや内臓センサー、人工知能(AI)などに注力し、地齋の生産はオーストラリアのマグナ・シュタイヤーという会社が請け負っています。
まさに新しい電気自動車(EV)の製造は、スマホと同じ水平分業が進み始めているのを考えると「車がスマホになったなぁ」なんて感じるのは私だけでしょうか?
なんだかそなってくると「車メーカーって何なんだろう?」と感じる部分もあるのですが、企画や設計だけで車を作れるのなら、大きな車メーカーにはない大胆な発想で、今までになかったおもしろい車を作る会社が出てきたりもするのかなぁとも考えたりしています。
そう考えると、いつの日かGMAネクストオリジナルカーなんてのも出来てしまうかもです。
環境問題もあり普及が進む電気自動車ですが、今日はちょっと違った視点で電気自動車について考えてみました。
いろいろと問題はあるかもしれませんが、SDGsを推進していくうえでも電気自動車は重要なアイテムの一つ。
GMAネクストとしても、当社の業務を通じて環境維持活動に少しでも貢献できればと考える今日この頃です。
電気自動車(EV)の購入・リースをお考えの法人、個人事業主のみなさま まずは、GMAネクストにご相談下さい! |
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